――学生時代はどのようなことに取り組んでいましたか?
卒業研究でプログラミングを頑張っていました。アルゴリズムをプログラミング言語で表現する過程は、設計書をシステムに落とし込む工程に似ています。システム開発でコーディングをする際に、学生時代の頑張りが活きていると感じました。また、学生時代は、プログラミングをわかりやすく書くことを心掛けていました。そのあたりの意識も、現在の仕事に役立っていると思います。
――現在はどのような業務を担当されているのでしょう。
主に、工数集計システムの移行作業のサポートや、次期ERPシステム (Enterprise Resource
Planning、基幹系情報システム)の開発・テストに携わっています。工数集計システムとは、工場で働いている人の作業実績をデータとして管理するためのシステムです。今後新しいERPシステムを導入予定なので、関連するすべてのシステムに見直しが必要になります。工数集計システムもその一部です。
あとは、操業計画システムに関する問い合わせや不具合に対応することもあります。
――FATECに入社を決めた理由は?
生まれ故郷の宇都宮で働けることが一番のポイントでした。プログラミングの仕事ができれば、業種にはあまりこだわりはなかったですね。それまで航空業界の知識はありませんでしたが、「わからないことがあれば聞けばいい」と思っていたので、気になりませんでした。
――実際に働いてみていかがですか。
仕事のペースを自分でコントロールしやすいと感じています。もちろん忙しいときもありますが、比較的ゆとりを持って働けますね。学びも含めて、やりたいことができる環境だと思います。
――FATECのいいところは?
ユーザーの方々と近い距離で仕事ができることです。「情報システム部はデスクワークだけ」というイメージが強かったので、ユーザーと気軽に話ができて、要望もすぐに聞くことができる環境に最初は驚きました。やはり、デスクで考えていることと、実際に現場を見てわかることは違います。私は実物を見た方がはっきりイメージしやすいタイプなので、システムが実際に使われているところを見に行くことがよくあります。
――やりがいを感じるのはどんなときですか?
仕事を通じて、航空機の製造工程の仕組みを理解できるようになりました。「航空機づくりに役立っている」と実感できたときには、やりがいを感じます。まだまだ経験不足な面はありますが、もっと戦力になれるように努力を続けたいです。
――宇都宮が地元とのことですが、どんな魅力がありますか?
都心や他県へのアクセスが便利なことと、豊かな自然に囲まれてリフレッシュできることです。少し足を延ばせば那須高原がありますし、近隣には大谷石の資料館(巨大地下空間は圧巻!)などもあるんですよ。
――就職活動をしている学生の皆さんにメッセージをお願いします。
就職活動では、うまくいかなかったり悩んだりすることもあるかもしれません。そういうときは、自分だけで抱え込まず、周りの人に相談してみてください。周りの人たちに話を聞いたり、悩みを相談したりする中で、きっと自分なりの答えが見つかると思います。
2022年 | 1ヶ月間のJava研修 入社時に「Javaを勉強したい」と希望したことがきっかけで、Javaというプログラミング言語の教育を1か月受けることができました。学生時代はC言語しか触ったことがありませんでしたが、教育や勉強の結果、Javaを使ったシステムの開発や引継ぎ業務等に携われるようになりました。 |
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