SUBARU
富士エアロスペーステクノロジー株式会社

社員インタビュー

社員インタビュー 生産技術部(1)

社員インタビュー 生産技術部(1)

チャレンジ意欲に応えてくれる
環境があります

生産技術部

2018年入社 [理工学部卒]

自分で考え抜いた経験が大きな力に

社員インタビュー 生産技術部(1)-1

――学生時代に頑張っていたことはなんですか?

人力飛行機と小型固定翼無人機の設計・製作です。人力飛行機の方は部活動で、「鳥人間コンテスト」出場を目指していました。飛行機の主翼や胴体、プロペラなどを自分達で試行錯誤しながら設計し、実際に飛ばしました。また、小型固定翼無人機には卒業研究で取り組んでいました。これらのものづくりを通して得た経験は、現在携わっている工程計画や治具設計にも活かせていると思っています。

――具体的にはどのような点が仕事に役立っていますか?

手順書を作ったり、不具合や現場からの要望に対応したりするのは、学生時代にやっていたことと結構重なるところがありますね。さらに、自分自身で考え抜いた経験は、大きな力になりました。人力飛行機と小型固定翼無人機も、失敗の方が多いくらいでしたが、「失敗を活かしたからこそ成功できた」ということもありました。自分で考え抜いた上の行動なら、どんな結果でも次につながると思います。

自分のアイディアが結果につながる喜び

社員インタビュー 生産技術部(1)-2

――現在のお仕事内容を教えてください。

担当している業務は主に3つです。1つ目は、自衛隊の哨戒機や輸送機、ミサイルシステムの発射装置、アンテナ装置などに用いる板金部品の工程計画や手順書作成など。2つ目は、板金成型シミュレーションの実用化に向けた試験研究。これは製造現場の作業工数に影響するので、生産性や効率性にも関わる研究ですね。そして3つ目が、無人機の開発です。

――かなり幅広く担当されているのですね。

自分から「やりたい」と上司に提案したら担当分野が増えていきましたね。特に、無人機開発は学生時代の研究を生かしたいと思い、上司に提案して実際の仕事につながりました。

――仕事ではどんなところにやりがいがありますか?

現場からの問い合わせに迅速に対応できたときや、生産性向上や不具合対策にあたり自分のアイディアが採用されたときには、やりがいを感じます。「ここがうまくいかない」「もっとこうしてほしい」といった問い合わせに対し、直接現場に出向いて確認と調整を重ね、製造現場の作業工数を少なくできたこともありました。

航空機づくりへの情熱に惹かれて入社

――FATECに入社を決めた理由は?

就職活動では航空機業界1本に絞って探しました。FATECには大学OBの方が入社していたので、もともと存在は知っていました。会社説明会に参加した際に、航空機づくりに情熱を持った方が多い印象を受け、一緒に働きたいと思いました。

――実際に入社されてみてどうでしたか。

職場の雰囲気が良く、誰にでも気軽に相談しやすいですね。1人で黙々と作業することも多いですが、何かわからないことがあれば、周りの人がすぐに相談に乗ってくれます。また、所属部署にかかわらず幅広い分野に携わることができるのも、FATECのいいところだと思います。私自身も、「これをやりたい」と相談することで、担当分野をどんどん広げることができました。

──FATECへの入社を検討している学生の皆さんにメッセージをお願いします。

自分が今やりたいこと、夢中になっていることに一生懸命取り組んでください。一生懸命取り組んだことは、きっと何らかの形で仕事に活きると思います。そうやって専門性を高めていけば、人や知識、情報などいろいろなものが集まり、自分にとって良い環境が整っていくはずです。

一日のスケジュール

一日のスケジュール 一日のスケジュール

私のターニングポイント

2019年 板金成形シミュレーションの実用化の試験研究
成形後の矯正工程を削減するため、成形シミュレーションを使用して、成形型の形状変更の検討や、部品形状の変更案を技術部へ依頼するなどして改善活動に取り組みました。さらなる業務改善を目指し、現在も引き続き研究をしています。
2022年 SUBARU出向
担当機種が増えて上司も変わり、職場環境の変化に苦労しました。任せられる仕事の量が多くなりましたが、自立して行動するための良い経験になりました。
2023年 無人機開発
学生時代から取り組んでいたことが仕事につながりました。通常業務と並行しながら取り組んでいます。