――学生時代はどんなことをしていましたか?
大学のサークルで、ラジコン飛行機を作って飛ばしていました。年1回大会があって、それを目指して頑張っていましたね。機体の出来が良くて特別賞を受賞したこともあるんですよ。機体が大きくても小さくても、部品を設計する手順や考え方はそれほど変わりません。そういう意味では、旅客機の設計という現在の仕事と共通する部分も多いです。「仲間と協力して1つのものを作り上げていく」という点も、ラジコン飛行機と同じかもしれません。
――学生時代の経験が今の仕事につながっているのですね。
加えて、大学では専攻が航空工学だったので、当時身に付けた知識がだいぶ役立っています。飛行機の部位の名称なども一通り学んでいたので、入社してからも専門用語にあまり戸惑わずに済みました。
――現在担当されているのは旅客機の設計ですか。
旅客機の「中央翼」と呼ばれる部分の設計をしています。入社当初は、現在とは違う機体の不具合対応などを行っていて、3年目くらいから本格的に設計に携わるようになりました。
――仕事でやりがいを感じる瞬間は?
自分が設計したものが実際に形になったときです。普段現場に行く機会はあまりないのですが、初めて自分が設計した部品が製造されたときは、上司から見に行くように言われました。実際に見ると、やっぱり感慨深いものがありましたね。
――就職活動はどのように行いましたか。
「飛行機の設計をしたい」ということを軸に就職活動をしました。FATECに入社を決めた理由は、風通しが良く働きやすそうだと感じたからです。工場見学をしたときに社員の皆さんとお話する機会があって、人の雰囲気がとてもいいと思いました。入社して働き始めても、当初の印象通りでしたね。
――FATECの魅力はどんなところだと思いますか?
従業員がそれほど多くない分、小回りがきくところです。同僚はもちろん上司との距離も近いので、意見も言いやすいですし、「もっとこうした方がいい」「ここは改善した方がいい」ということは積極的に行動に移すスピーディーさがあります。
――社内でもスムーズなコミュニケーションがとれているのですね。
やっぱり普段のコミュニケーションが良好な方が、仕事もしやすいですから。社内には「若手会」という集まりもあるんですよ。若手の社員たちみんなでお酒を飲んだりして、いろいろな話をしながら楽しい時間を過ごしています。
――宇都宮ご出身とのことですが、地元のいいところを教えてください。
都会と自然のどちらも近くにあることでしょうか。首都圏へのアクセスは便利ですし、周辺には豊かな自然環境があります。趣味がスノーボードなので、ゲレンデに行きやすいのも魅力ですね。
──FATECへの入社を検討している学生の皆さんにメッセージをお願いします。
FATECには若手が活躍できる場が多く、それをサポートしてくれる多くの仲間達がいます。私も今後いろいろなことを吸収して、もっと成長していきたいと考えています。ぜひ一緒に働きましょう!
2022年 | 初めての冶具設計で全長6mを超える大型冶具を設計 それまでやってきた飛行機の部品の設計とは大きさも材料も異なり、とても大変でした。でも、社内外を東奔西走し、現場の方々や経験者の意見も取り入れながら図面を描きました。実際にラインに使われているのを見たときは感動しました。 |
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